Interoperability Services

X roadの簡単な説明

X road

エストニアの根幹にあるのが「X road」です。このX roadは不可視でありながらも非常に重要で、国の様々な公共および民間セクターの電子サービスデータベースの連携を可能にしています。

一般の人々のためのあらゆるサービスがエストニアの電子未来国家には含まれており、各サービス独自のデータベースは全てX roadによって管理されています。X-Roadからのすべての送信データはデジタル署名され、暗号化されているため、安全な転送が保証されています。

当初、X-Roadは単に異なるデータベースにクエリを送信するために使用されました。 現在では、複数のデータベースに書き込んで大きなデータセットを送信し、複数のデータベースで同時に検索を実行できるツールになっています。 またX-Roadは将来成長を念頭に設計されているため、新しい電子サービスと新しいプラットフォームが開発されると、それに応じてX-Roadの規模を拡大することができるという柔軟性も魅力の一つです。

X-Roadの導入

現在、X-Roadはフィンランド、アゼルバイジャン、ナミビア、フェロー諸島にも導入されています。 X-Roadは、世界各地でデータを自動的に交換できる世界初のデータ交換プラットフォームです。 2017年6月以来、エストニアとフィンランドの間で自動データ交換機能が確立されています。

電子土地システム

「e-Land Register」は、所有権に関するすべての情報と、物件や土地の区画に関する限られた権利に関する情報を含む、珍しいWebアプリケーションです。 現在、100万以上の不動産の土地登録があります。

これは、不動産市場にとって不可欠なツールであり、完全な透明性が実現されます。 

レコード情報に含まれるものは、

・土地の情報、住所、エリア、土地の目的
・所有関係
・負担、制限、使用権、その他の表記法
・住宅ローン情報

などです。

このシステムは、官公庁に行く手間を省き、また公務員が記録を検索するのを待つ無駄な時間も削ることができたため、エストニアでの不動産取引の方法を劇的に変えました。 このペーパーレスシステムにより、土地取引の処理時間が最長3ヶ月から、なんと8日に短縮されました。

企業は、土地名に簡単にアクセスでき、数回のクリックで所有権を確認できるというセキュリティの恩恵を受けることができます。

人口記録

人口記録は、エストニアに住む各人の基本情報を保持するデータベースです。 名前、IDコード、生年月日、居住地、その他の国籍、母国語、教育、職業などの統計データが含まれています。 各居住者は、登録者のデータを見直して修正することができます。

登録はX-Roadを介して他のシステムに接続されており、サービスに関するデータに依存しています。 例えば、個人が児童の扶養、研究手当、公共交通機関の譲歩状況を申請する場合、データは人口記録から取り出されます。 国民が電子投票を使用している場合も同様です。 システムは情報を自動で取得します。余分な書類を提出する必要はなく、オンライン書式を記入する必要もありません。

統計は常に最新に保たれ、居住地に基づく有権者登録や納税申告などの機能を適切に処理できるメリットもあります。

Share Mind

エストニアの有力な研究開発会社であるCyberneticaは、規制上または専有上の理由によりアクセスできないプライベートデータを集計および分析するためのデータ分析プラットフォームであるSharemindを開発しました。 Sharemindは、洗練されたソリューションを使用して、障害を取り除くことができます。シェアマインドは、独自の暗号ソリューションを通じてデータ資産を脅威から保護するのに使われています。

Sharemindの安全なコンピューティング技術により、データ所有者は暗号化された形式でデータを共有し、元のデータにはアクセスできなくなります。 Sharemindは暗号化を取り除くことなく、暗号化されたデータを処理できます。 これにより、あらゆる操作の制御と責任を分散させ、私的なデータの悪用を防ぐことができます。

Sharemindは、データ駆動型の意思決定に役立つ、ステークホルダー向けの暗号化された出力を生成します。 Sharemindのプロセスで重要な要素の1つは、計算が分散型ネットワークサーバー間で行われることです。 1人の独立したアクターによるデータの分析はできません。すべてのサーバーは事前に決められたクエリで合意しなければなりません。

宇宙への応用

SharemindはDARPAプロトタイプで衛星の衝突の可能性を判断するために使用されました。 データを共有することによって、相互に有益な結果を生み出すことを実現します。衛星の実際の軌跡は決して相手方には伝えられませんでしたが、衝突リスクの結果を共有することによって解決になり得るのです。

2015年、エストニアの応用研究センターはSharemindを使用して政府の税金と教育記録を収集し、大規模なデータ調査を実施し、大学の研究中に働く学生と卒業ができなかった学生との間の相関関係を調査しました。 この調査には1,000万以上のデータポイントが含まれており、利害関係者にとって興味深い結果が得られました。

Sharemindは、エストニアの教育省、エストニアの財務省と同様に、リストされたパイロットプロジェクトに使用されており、EU、米国、英国のパイロットプロジェクトを検討中です。